キスマイと鑑賞会をしました（副音声）

　ついに先週キスマイの2015年のツアー、KIS-MY-WORLDのDVDが発売された。フラゲしたので(届いたの夜だったけど)19日には手に入れたのだが、DVD初回盤・通常盤、Blu-ray盤全てを観るのに何日間何時間かかったのか分からない。というくらいに膨大な映像が注ぎ込まれている。

　本当はそれぞれの円盤について、いやもはやそれぞれの特典ごとに一回ずつ書きたいくらいだけれど果てしないのでやめておく。さらっと書くと1番満足したのは初回盤収録のF-WORLDと藤北ドキュメント。これを観れば藤北の全てが分かるというか、ああもう私なんかが語っちゃいけないわ*1、外野は引っ込んでなきゃダメだわって気持ちになった。藤北が絡んでると5人が一歩下がる気持ちがよく分かった。尊すぎる藤北………

　ソロ企画、ユニットドキュメント、リハ映像・衣装合わせや各会場のドキュメント、全会場MC集・大喜利、マルチアングルなどなどもう本当に盛りだくさんな内容で改めて7人みんな大好き！全部満足！となったのだが、その中でも今回特に期待以上だったのが通常盤に入っているメンバーによる副音声である。

　これはキスマイとして初めての試みで、どのようになるのか全く予想がつかなかった。AAOが発売された時通常盤にキスマイトーク*2が収録されていたのだが、ラジオとは違い人数も多いからか思ったより聞こえづらかった。そのためあまり期待はしていなかったが新春イベントの映像も含まれるということで予約。今回ついにコンサートDVDで全形態に手を出してしまった……が、今となっては本当に良かったと思う。買って良かった。

　最初に再生した時副音声がなかったので「え？！？！」となったが落ち着いてメニュー画面に戻り副音声の設定を。オン！良し！PLAY ALL！オープニングから最後まで本当にほとんどずっと喋っている。そして今回は彼らも映像を観ながら喋っているので、友達とDVDを観ている時とあまり変わらなかった。会話はできないけどね(当たり前)

　まずオープニング映像が流れている時私たちは会場でキャーキャー言っているが、メンバーも自分たちが紹介される度に、冷やかしも混じっているが「うぇ～い」「カッコいい～！」と観ている。その時点で私たちと同じ1つの作品を観ている状態にあるということを実感し新鮮な気持ちになった。

　それぞれの演出でこうするかどうか迷ったという裏話や、ファンからの質問に答える部分もある。

　個人的にツボった箇所はたくさんあるのだが、やはり証～FIRE!!!の一場面。この曲での副音声が1番どうなるのか分からなかったのでここのことを。一部だけ抜粋。

二「目合わせちゃってえー！」千「ファンにとってはたまらないんだよね」横「あっこの映像好きオレ」千「早く絡めっ早く絡めっほらっ」千「あっ絡んだ！」宮「おー！」マルチアングル見てたら副音声聞きたくなったので通常盤をイン。
— ちゃらら (@ki_chaaaa) January 22, 2016

証でも宮玉が宮「ちょっと聞いてよ、たまがさ～！」玉「音楽を聴いて。」宮「…はい。」ってここすごい笑ったけど玉森くんも静かに証鑑賞しようとしちゃってるじゃん…！メンバーにまで尊い認定されてるじゃん…！北山くん照れて笑ってるし藤ヶ谷くん全然発言しないじゃん…！みんなこの2人には特別な意識があるんだろうな～いいなあ。

　北山くんが話を進めているので喋る割合は北＞二＞宮＞千＞横＞藤＞玉くらい。玉森くんは話振られた時と宮田くんの話題になった時しか基本喋らない。（笑）全体的にお互いにいじりあうところ（特に宮田くんと千賀くん）が多く、声を出して笑ってしまうほど観ていて楽しいのだけれど、特に私はKis-My-Venusの時のこだわったセットの話をしていた彼らが好きだ。

　「（このセットを進化させて）よりファンの皆さんの近くにいける方法ないのかな」「もっと前に出したいよね」「お客さんの上で滑れたらいいよね」「全部透明にしてみるとか」「もうちょっとこれ明るくすれば良かったかもね」「黒のさ～板とかのセットじゃなくて白とか灰色とかグレーにした方が良かったかもね」

　今回作ったセットで満足せずに、どう進化させられるかを考えている。「こうしたい」という気持ちがぽんぽんと出てきて、自分たちでも「ちょっとした打ち合わせみたいになってるね」と笑っていたが、実際こうやって作っているのかと思うと感動した。違う曲の時も「この曲Aメロに振り付けたい」「歌割り変えてみても面白くない？」とセット以外のことについて映像を観ながらポロっと言葉が出てくる。

　エンディングを観ながら話した部分。

北「次どうしよっか」

二「お祭りにしたいな～」

北「もう１回シンプルに戻してみるのどうかなって」

二「水も使いたいな～」

玉「5周年にかけて五感を味わってもらうライブいいな～」

千「ペンライト演出に代わる、ファンの皆さんと作れる何かをやりたい」

二「和をテーマにしたものをやりたい！」

藤「5か所決めていろんな大きさのところでやりたい」

横「7つのコーナーを1人1人が責任を持って」

北「ローラーをもっと使いたい」

　まあ宮田くんはオチに使われているので真面目なことをここで言ってないけど（笑）、次のことを考える時に北山くん・二階堂くんが中心になってはいるが、それぞれに漠然とでもやりたいことがあってそれを2人が取りまとめて試行錯誤の塊の作品を作っているんだなあと。この話を聞いていると次は一体どんなものを作るのだろうかとワクワクする。千賀くんが今回は「チャレンジ」したと言っていた。今回やってみたこと、それにプラスして新しい今まで観たことのない、予想もつかないものを観たい。彼らが話しているのを聞くとそれができる、そう思った。今年は5周年の年である。2016年のKis-My-Ft2に期待！

　私は薄っぺらい感想しか言えないが、とにかく副音声は本当に素晴らしかった。できるなら初回のDVDにつけてくれてたらな～とも思うが初回もBlu-rayも価格以上の内容が収録されていたので多くは望まないことにする。新春イベントの映像も曲部分だけでなくランキング発表のシーンまで思った以上に収録されていたため、もし迷っている方がいたら買って損はない内容なので是非。ここに書いたのは合わせても数分くらいの内容なので、3時間の音声を多くの人に聴いてほしい。

　最後に。ファンからの質問で「SHE!HER!HER!の掛け声はやった方がいいですか？やらない人が多くなっている」というものがあった。気になっている人は多かったと思う。私も言いたいのに周りの人が誰も言ってないからとこのツアーで1度もやらなかったことを思い出した。この副音声でメンバーは「言ってほしい」と言っていたし、私も次は誰も声出さなくても叫ぶ！この質問をしてくれた方に感謝。